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銀座の片隅でホステスが思う、銀座の夜の店(クラブ・キャバクラ)の現在ってこんな感じ

夜の銀座四丁目交差点


もち乃です。

 

近ごろ銀座はすごい勢いで再開発が進んでますね。

ぱっと思いつくだけでも東急プラザ銀座やGINZA SIXができたり、歌舞伎座やソニービルの建て替え、プランタン銀座の閉店などなど…。

他にも建設中のビルなどがたっくさんあります。

 

最近は多少落ち着いてきちゃったようですが、外国人観光客が殺到して爆買いなんてのも起こってました。

 

そんな昼の顔を持つ銀座でホステスとして働く私が、銀座の夜の今について考えてることを書かせてもらいます。
 

銀座華やかなりし頃…


その昔、夜の銀座はウハウハでした。

と言っても全く知らないんですが。

 

それどころかアラサーの私は、生まれてこの方好景気なんて体験したことないですから。

バブルの時も物心ついてないしなぁ。

まぁとにかく、すごかったことは間違いないようです。

 

そもそも銀座のクラブ街って日本の大企業と共に成長してきたんだよね?


接待費バンバン使って得意先もてなして仲良くなって、昼の仕事をうまく運ばせるっていうビジネスモデル。

その恩恵を一番に受けてきたのが、我らが銀座の夜の店たちではないでしょうか。

 

かつての日本を引っ張ってきた大企業が軒並み残念なことになってしまっている現在、そりゃ銀座の夜も寂しくなっちゃいますよね…。

一部の生き残ってる大企業でも、接待費とか昔みたいには使えなかったりするんじゃないですかね?

 

というか、グローバル化やら女性労働力の増加とかが進んでるので、これまでの接待文化ってどんどん通用しなくなってると思います。

大企業のビジネスモデル=日本人男性のみで結束して推し進めていくって感じですもんね。

 

うちの店にもたまに外国人の方を連れてこられるお客様はいます。

国際化もこれまでみたいなペースだったら、たまに来る海外のお客様を接待したり、海外から赴任して来てる外国人の方を連れて来たりとかで済みますけど、本格的な外国人労働力の流入(ホワイトカラーの)が起こったら、そういうのもほとんどなくなるんじゃないかな。

少なくとも行くとしたら最低でも英語が話せる日本人か、色々な人種の女の子を集めたインターナショナル・バー(名称は適当です)みたいなところでは?

上手い具合にそういうスタイルに変えていって生き残る店もありそうですが、もはやそれはいわゆる「銀座のクラブ」ではないな…。

 

あと女性を連れてこられるお客様もいますが、女性は同業の方か上司(男性)に連れてこられた部下のどちらかです。

当たり前ですけど、女性をもてなす場面においてクラブ・キャバクラに連れて行くのはありえません。

(1、2回なら「行ってみたい!」と興味を示す方もいるでしょうけど)

労働力の半分が女性になって役職を持つようになることを考えると、「クラブで接待」ってかなり苦しい気がします。

若い人は来ない


基本的に銀座はお客様の年齢層が高いです。

 

「若者の酒離れ」なんて聞きますが、仕事絡みの飲み以外も行かないんでしょうかね。

どちらにしても、銀座のクラブに来る若い人は偉い人(上司)に連れてこられてるんですが、そういう機会は昔ほどなさそうな印象です。

 

あと、IT系とかで成功してる感じの若者は、銀座じゃなくて六本木とか新宿(歌舞伎町)に行ってると思います。

銀座は建物もかなり古いところばかりなので、若い人は敬遠しそうな気がします。

再開発で商業ビルはどんどん建て替わってますけど、飲み屋街は昔のままって感じ。
「レトロ」とかそういう良いものじゃなくてただ古臭いんです。

デザインだけじゃなくて、配管とか施設が老朽化してるのはほんと問題だと思います。

 

古さが中途半端

夜の銀座花椿通り


京都の祇園なんかは歴史の長さも違うし、舞妓さんとかいて外国人観光客向けにも集客出来たりするからいいですよね。

それに比べると銀座は…単なる時代遅れ感が…。

昔の栄光が忘れられない人たち


店ではお客様もママも「昔は良かった」話をほんとーーーーーによくしてます。

「若くて」とかじゃなくて「景気が」って意味でです。

よっぽど良かったんでしょうけども。

聞いてて「ここってもしかして沈みゆく大型船みたいな状態なのかも?」なんて思ってます。

今のところまだ水面に出てて上等船室の客はダンスとかしてるけど、実は下の方からどんどん水没してってる…みたいな。

(BGMはタイタニックの主題歌でお願いします)

じゃあなんでそんなとこで働いてるの?


平たく言うと、結果的に合うと思って定着した店が銀座だったって感じなんですが。
後付けですけど考えてみました。

アラサーのこの歳から飛び込むにはちょうど良かった。

六本木・新宿(歌舞伎町)より平均年齢が高いし、年齢相応の落ち着きや知識も価値として見てもらえる。

なんだかんだ言って日本一の歓楽街なので、他のエリアと比べて時給が高い。

不景気とか接待費の影響は言ってみたら銀座だけじゃないので、水商売を選ぶ以上はより有利な条件で働いた方が良い。

将来性があるとは思わないものの、今すぐに稼がなくてはならない自分がしばらくの間働く場として選んだ感じ。

変化する夜の銀座


そんな銀座ですが、変わりつつはあるみたいです。

古いスタイルのクラブは減っていて、キャバクラ系の店が増えてるらしく。

商売ですからね、生き残るには変わっていかないと。

過去の夢をうまく消化して、新しく魅力的な夜の街になっていくといいですね。

最後に


こんなこと考えている私ですが、さすがにお店ではそんなの全く出してませんよ!

お客様に楽しんでもらえるように仕事を頑張りつつ、銀座の夜がどうなっていくかはこれからも冷静に見守っていきたいなーと思います。


おしまい。

 

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