ねほりんぱほりん「ナンパ教室に通う男」(NHK・Eテレ)/銀座ホステスの私の感想
もち乃です。
2016年秋から始まったEテレの「ねほりんぱほりん」、面白いですよね!
出てくるゲストが「話聞いてみたい!」って思うような属性の人ばっかりで、それだけで見ちゃう。
さらに聞き手の2人(山里亮太とYOU)も面白いんだから、ほんとずるい番組です。
今回は「ナンパ教室に通う男」という回がすごかったので、それについて書きます。
「ナンパ教室」…ものすごく怪しい響き
「お酒の席で男性のお相手をする」なんて仕事してるので、「男と女」絡みのナンパがテーマということでちょっと気になっちゃいました。
男性の生態について勉強になるかもしれないと、そこそこ期待しつつ。
いち女子としては、ナンパ教室は普通にめちゃくちゃ胡散臭いイメージしかありません。
何よりナンパのノウハウが知りたい!
この手の話題で一番聞きたいのは「どんなこと教わってるの?」ってことですよね。
メインゲストの男性と、合間にコメントで数人の男性が出てきてテクニック的な話が出てきました。
最後まで見てみたら今回の見どころはそんなとこじゃなかったので、出てきたものに軽く触れるだけにします。
- 女の子の目の前でヘッドホンを外して声を掛ける
- 上から目線でチャラく誠実に(「あなたの魅力のせいで声を掛けさせられた」みたいな)
- ナンパ目的ではなく、他の目的で歩いてると装う(料理教室の帰り、目的地に向かってて道を聞くなど
- 誘いのハードルを上げてから下げる(カラオケがダメならカフェに行こうとか)
- 時間を限定する(30分でいいからとか)
- イケメン芸能人の名前を選ばせて、「深層心理で好きなのはその人じゃなくて僕」と言う
これらはメインゲストの男性が挙げてたんですが…えっと…全部意味がわからないです。
割とよくある迷惑なナンパじゃないですか?
それに対して「あ~なるほどね」と思ったのが、コメントで出てきた男性たちのノウハウ。
- 服装がちぐはぐな子(服はきれいに着飾ってるのに靴が汚いなど)は、スキがあるので話を聞いてもらいやすい
- 高いブランドの袋を持ってる子はプライドが高くて難しい。安いブランドの袋を持ってる子の方が相手をしてくれる
- 結婚式の2次会帰りの子は身支度に時間とお金をそれなりに掛けているので、出会いを期待してたのに特になかったりしたところを誘うと普段なら来てくれないような子でも付いて来たりする。
確かに! かなりよく見てて戦略的だなって思いますね。
商売の話だったらこういうの集めてビジネス本とか出せそう。
あと、「初めは女性のパーソナルスペースに入らない」とかも言ってましたけどほんとそうですよね。
「話を聞いてもらう」以前に「警戒されない」が何より大事ですもん。
ナンパ教室って適当なことばかり教えてるわけではないのかも?
ナンパ教室に通ってた理由が…
さっきも言いましたけど、この回のハイライトは前半の表面的なところなんかじゃなかったんです。
このメインゲストの男性、普通の恋愛の仕方が分からないから教えてもらう必要があったそう。
ただ元々の恋愛の仕方というのがヤバい。
部下の女性に口説きメールを毎日送りまくったり、遅刻したペナルティに自分とのデートを要求したり…。
あげく思い通りになびかない相手にキレて「辞めさせてやる」と言ったそうです。
セクハラとパワハラのコンボ発動しちゃってる!
部下の方さぞ怖かったでしょうね。かわいそうに。
その他にもお付き合いした方と上手くいかなくなると暴言を吐いてしまってたというこの男性。
ナンパ教室で女性への接し方をマニュアルで暗記して、教わった通りにしていれば悪い癖を抑えることができるようになったみたいです。
な、なんか思ったのと全然違った方向に着地したんですけど…。
ナンパ教室をそんな風に活用している人がいるなんて!
彼の場合、教室には10年以上通ってるらしいので、トラブルを起こさないで生きていくために結構本気で機能しているのではと思っちゃいました。
見終わって思ったこと
やっぱり「女の子とのコミュニケーションの取り方が分からない」男の人って多そうですね~。
その受入れ先のひとつがナンパ教室ってことでしょうか。
私はホステスなので、そういう時はクラブやキャバクラで女性に対する免疫を付けてもらうのもいいかなって思います。
(プロの女性に慣れ過ぎて変にこなれない程度に…)
ナンパと違って露骨に拒否されることもないので、お話のスキルアップに集中できますよ。
前向きに女性とうまく付き合う努力をしたいと考える男性が増えるのは、女性としてもありがたいことです。
できればナンパじゃなくて、まともな男女関係を楽しむためにがんばってもらえると最高なんだけどな。
おしまい。