話の聞けないホステスと話ができないホステス
もち乃です。
お客様と楽しくお話するのがホステスのお仕事。
でも人と上手く話すのってめちゃくちゃ難しいですよね!
毎日反省ばっかりのへなちょこホステスといえばこの私です…。
そんな自分をさて置いて、ホステスのタイプ別接客トークについてお話したいと思います。
攻めと受け
会話って話す方と聞く方に分かれますよね。
みんながバランスよく同じだけ話すことなんて滅多になくて、主にしゃべる人がいて、後は聞く側に回ることが多い。
2人で話していても大勢で話す時も、大抵そういった偏りが生まれます。
ホステスも様々なので、当然どちらのタイプもいるわけです。
話すホステス
話をするのが得意な子は座持ちがしていいです。
特に気負いもなくすらすら言葉が出てくるところは天性のものって感じ。
人見知りしない子も多いので、初対面のお客様の前でもひるまず積極的に話ができるのもすごいと思います。
お客様の中にもあんまり口数が多くない方もいらっしゃるので、そういう方との相性はとてもいいです。
明るく話して盛り上げてあげれば楽しんでいただけますからね。
逆にマシンガントークタイプのお客様に当たってしまうと、しゃべりがケンカしあっちゃって良くないことも…。
一度お客様と女の子が両方とも強烈な攻めタイプ同士っていう組み合わせを見掛けたことがあるんですけど、高速餅つき(知ってます?)みたいでちょっと笑っちゃうくらいの惨事になってました。
どっちも全然引かないし、お互いリアクションなしで自分の思ったこと言うばっかりなので、「…話してて楽しい?」って心配になるくらいで。
(いや、本人たちが楽しければそれでいいんですけどね…)
聞くホステス
攻めの反対は受けですね。
話を聞くのが上手いタイプ。
ただあいづちを打っていればいいわけではもちろんなくて、リアクションにも技術が必要なのでこのタイプも楽ではありません。
ホステスというと面白い話をして楽しませる攻めタイプを思い浮かべがちかもしれませんが、人って割とみんな自分の話を聞いてもらいたいものなので、良い聞き役ができるホステスも重要だと思います。
気持ち良く話をしてもらうのって最高のサービスですから。
散々知識を披露して「こちらが飲み代を払ってこれだけのことを教えてもらえるなんて有難いことだぞ。普通なら講義代をもらってもいいくらいなんだから」とか言うお客様がいますが(けっこういる)、いえいえ「人に教えたい欲」を発散するには費用が発生するんですよ~。
ただこっちのタイプは自分の話で場を持たせるのが苦手なので、ぱーっと盛り上げたい場面なんかには向かないかもですね。
大人しいお客様とだとなかなか会話が弾まなかったりするのも難点でしょうか。
どっちもできれば最強! だけど…
この対照的な2つのタイプ、読んでいただいた通りどちらも一長一短があるんですよね。
なのでお客様に合わせて両方できれば最強のホステス…なんですけど、なかなかそううまくいかないのが人間の難しいところ。
かくいう私も思いっ切り「受けタイプ」だったりして、次々話題が振れなくて苦労していたりします。
これを読んでいる方も「自分はこっちのタイプだな~」っていうの思い当たるんじゃないでしょうかね?
オールマイティーなスーパーホステスなんてそうそういないですから、お店は両方のタイプを揃えて色々なお客様に対応できるようにしているんでしょうね。
多様性ばんざい!(強引なまとめ…)
おしまい。