ザ・ノンフィクション「しっくりくる生きかた」(フジテレビ)2017年2月12日放送/きららさんの日常が壮絶すぎる…
もち乃です。
お仕事も休みでのんびりしている日曜の午後、シャワーを浴びてテレビを付けたらちょうど始まった番組に釘付けになってしまいました。
フジテレビで長い間放送している「ザ・ノンフィクション」という番組です。
今週のタイトルは「しっくりくる生きかた」。
登場したきららさん、なんか見たことあると思ったら昨年(2016年)7月に放送された「だから、アイドル。TOKYO 不思議の街の住人たち」というドキュメンタリー番組で取材されていたうちの一人でした。
私、その番組もたまたま見ていたんですよね。
どうやらけっこうな反響があったようで、今回はきららさんだけをフォーカスした番組が作られたようです。
確かにあの時の番組に出ていた誰よりもインパクトがある方でしたから、納得です。
釘付けのまま1時間全て見てしまって、かなりの衝撃を受けたのでブログを書かずにいられません!
色々自分に照らして考えることもあって…。
きららさんについて
はじめは38歳(当時)の地下アイドルとして登場したきららさん。
体は男性で心は女性ということで、いわゆるトランスジェンダーの方です。
高学歴ながら良い就職先に付けず、ずっと親の期待に応えてきた頑張りがそこで限界を迎えてしまったといいます。
親の期待というのは「良い学校から良い会社に入る」というだけでなく、「男性として生きる」という点もあったよう。
体を女性に近づけようとしてみたり、本名の読みを「きらら」にしたりと自分の思う性別になろうとし始めます。
そのことで親御さんとは確執があったみたいで、絶縁のような状態になっているんだそう。
タイトルの「しっくりくる生きかた」って、こういういろんな窮屈さから抜け出して自分の生きたいように生きようともがいてるところから来ているんですね。
多額の借金問題
性の問題だけでもなかなかなのに、このきららさん借金も抱えているんですよ!
その総額、450万円。
おぉ、440万円の私とおんなじくらいだ。
急に親近感が沸いてきました。
23区内ながら家賃2万9,000円の風呂なしアパートに住んで、生活費を切り詰めながら返済をする生活。
なんと食事は鳥のエサなどに使われる「くず米」を食べているんだそうです。
30kgで2,000円とかですよ!
(ヤフオクに出てます)
おかずなんかはないようだったのでこれだけを沢山食べるにしても、結構もちそう。
それだけギリギリの生活ってことですかね。
もみ殻とか付いてるように見えたけど、自分で精米してるんだろうか…。
お仕事は日雇いの解体現場での肉体労働で、日当7,000円。
実働20日として月に140,000円か~。
同じレベルの借金持ちだから分かりますけど、それじゃ返済追いつかないです!
返済以外の出費を切り詰めれば利息くらいは払えるでしょうけど、元本までは無理では?
返したらまた借りられるようになった分で新たに借り入れをすることになってしまいます。
つまり、利息を払い続けるだけで借金自体は減らないままということ。
これって十分「返済不能」と判断していい状況じゃないでしょうかね。
視聴者の誰もが「自己破産すればよいのでは?」と思ったであろうタイミングで、ご本人から回答がありました。
「自分がお金を貸した時に返ってこなくて困った経験があるので、借りた相手に同じ思いをさせたくない」とのこと。
ど正論です。ごもっとも!
そもそもここまで膨れ上がった借金も周りの人に貸してしまったことが大きいみたいですし。
心が本当に優しい人なんでしょうね~。
自分が借金することになっても友人にお金を貸してほしいと言われたら貸してしまうけど、自分の借りたお金はどんなに苦しい思いをしても踏み倒さない。
「もっと賢く生きればいいのに」と言うのは簡単ですけど、こんな聖人みたいなこと出来る人がそうそういないだけなんじゃないかって気がしてきます。
現実の人生はサバイバルなので、大半の人間はキレイに生きるより自分を大事にすることを選びます。
実際に生活に困ったり、苦しい労働環境に置かれると、人への気遣いや思いやりなど簡単に頭から吹き飛んでしまったりする。
それを「賢い生き方」と正当化しているだけなんでしょうね。
私も今の借金を延滞なく払い続けているのって、別に払わないとカード会社に申し訳ないからとかじゃないですもん。
ただ信用情報に傷が付くと将来自分の不利になってしまうからというだけ。
完全に自分だけのためです。
でも優しい人に漬け込む人間が多いのも事実。
借金を頼んだりしてくるのは友達とは言えないので、人に貸す部分に関しては断ってもいいんじゃないかなあ…。
※「きららさんみたいにはがんばれない。もう限界…」という方は、債務整理を考えてもいいと私は思います。
相談するなら債務整理を専門にしているところがいいですよ。
▼借金問題に専門特化した妥協なき過払い請求と極限の交渉術でおこなう債務整理
夜の世界へ
その後きららさんは現場仕事で大けがをして続けられなくなります。
1ヶ月働けなかったそうですが、私だったらその時点で詰んでます。
入院代も支払えない…。
きららさんもお金に困って夜の世界に飛び込むことに。
やっぱり借金ができるとこういう仕事することになりますよね~。
ただそういうお仕事が未経験どころかプライベートでも性的な経験がないのに、いきなり「ニューハーフヘルス」の面接を受けててびっくりしてしまいました。
風俗って大丈夫なの!?
と思ったら、落ち着いたのがショーパブだったのでいちおう一安心。
肉体労働と同じで不安定ではありますが、仕事があるって大事です。
番組を見終わって
まだそこから自殺未遂騒動があったり、波乱万丈なきららさんの日常。
優しいだけじゃなく不器用そうな感じもすごくする人で、そのせいで苦労しているんだけど、そこが人を惹きつける部分でもあるんだろうなって感じました。
実際最後まで番組見ちゃったし。
最近はテレビの影響で有名になって、ファンから食料など色々なものが送られてきたり、ブログが人気になったりいいこともあるみたいです。
同じくらいの借金を持つものとして他人事と思えない部分もあり、お互いに完済までがんばって返済を続けられるといいなと願ってやみません。
私もがんばります!
おしまい。
◆久保みねヒャダこじらせナイト(フジテレビ)2017年3月18日放送/「ザ・ノンフィクション」きららさんの話題が! - 銀座ホステスの借金返済ブログ